ソフトウェアの無償版のデメリット

これは、とある会社のハードウェアを長年使い続けているお客さんだけに当てはまるのかもしれないが。

無償版を使いたいので、マニュアルがほしいという問い合わせが来るが、
「いろいろ試した結果、良いので有償版を購入しよう」、という結論にはならない。無償版で十分だからそのままで良いよね、という結論になり勝ち。

ソフトウェアの売り上げだけが評価され、ハードウェア販売成績への貢献が評価されるわけではない場合、無償版による検討を支援するモチベーションがまったくない。でも勤め先全体ではハードウェアを販売しているので、無償で何とかしろ、とハードウェアを購入した人は言ってくる。やってられない。

安定稼動のためのノウハウの切り売りになっている。一回安定稼動するようになったら、翌年は無料のままでもいいよね、と翌年はライセンス更新されない。
従ってストックビジネスにはならず、毎年新しいお客様を開拓する自転車操業になりがち

オープンソースベースの製品だとさらにこんなデメリット。

ハードウェアのリプレースのタイミングで 過去のVersion からの移行を検討するお客様が多い。オープンソースは毎年のように変化がある。そのため、5年以上前の製品からの移行はそれなりに手間になる。

しかし、(20年前以上に書かれたプログラムがそのまま動くような)
「プログラムに何も手を加えないで移行ができる」、ことを売りにしているプログラム言語に慣れ親しんでいるお客さんには不満を持たれてしまう。

変えたくないという理由で、古いバージョンのソフトウェアをそのまま使いたい、という要望も多い。結局いくつものバージョンの環境を用意しないといけないのでコストがかさむ。(そして売り上げも利益も少なく、作業効率も悪いので、勤め先からはあれこれ文句を言われる)